2024年5月5日日曜日

 旧Eagle CAD




Eagleの回路図編集が進むにつれて、修正が必要になる場合があります。修正するには、部品やラベルを削除する必要が出てきますので、今回は削除の方法について取り上げたいと思います。

Eagleの回路図で削除を行うには、まずDeleteアイコンをクリックします。
eagle_sch_del_1

次の回路図例で、JP1コネクタをクリックしてみます。
eagle_sch_del_2

JP1コネクタが削除されます。
eagle_sch_del_3

削除の手順は、配線やラベルなどでも同じです。



Eagelの使い方:ボード図の作成

回路図からボード図を生成する

ボード図の作成ですが、作成した回路図から雛形を生成する事ができます。回路図の説明で作成した下図の回路に対応するボードを生成してみます。
eagle_sch_final

回路図ウインドウの上部にある”Generate/switch to board”ボタンをクリックします。
eagle_gen_board_1

対応するボード図(.brd)ファイルがないので、回路図から自動生成するか聞かれます。”Yes”ボタンをクリックします。
eagle_gen_board_2

ボード図が自動生成されます。白い線の枠が基板の外形です。部品が枠の左側に配置されています。これを移動して基板エリアに配置することから、ボード図の設計を始めていきます。
eagle_gen_board_3

フォアード・アノテーションとバック・アノテーション

本格的にボード図設計の説明に入る前に、フォアード・アノテーションとバック・アノテーションについて説明しておきたいと思います。

フォアード・アノテーション:回路図の変更、修正がボード図に反映されます。
バック・アノテーション:ボード図の変更、修正が回路図に反映されます。

アノテーション機能により、回路図あるいはボード図で部品を削除、追加した場合に他方にも反映されますので、作業効率が向上します。ただし注意が必要なのは、回路図とボード図の両方のウインドウを開いておく必要がある事です。下図の例は、ボード図を閉じた状態での回路図の表示画面ですが、”F/B Annotation has been saved!”と警告が表示されます。アノテーションの状態が、ボード図を閉じた状態で保存されたことを示唆していますが、つまりは、この状態で回路図を変更するとボード図に反映されません。
eagle_fb_annotation_1

通常、Eagleを起動して回路図あるいはボード図を開くと、ファイルが存在していれば回路図とボード図の両方が自動的に開く様になっていますが、ボード図設計の際は注意しましょう。

ボード図ファイルを開く

ボード図ファイルを開くには、プロジェクト・ディレクトリのファイル名をクリックします。
eagle_brd_fopen_1

あるいは、メニューの”File”→”Open”→”Board”からもファイルを開く事ができます。
eagle_f_brd_open_1

ボード図画面のインターフェース

Eagleのボード図ファイルを開くと次のようなウインドウが表示されます。回路図とインターフェースは類似しています。

eagle_brd_window_1

メニューやアイコン類は、以下の様に配置されています。
eagle_brd_window_1a

A:ファイル操作を始めとするメニューが一通り並んでいます。
B:ファイル保存や画面の拡大等の使用頻度の高いアイコンが並んでいます。
C:選択している作図系のアイコン(次項D)の設定メニューが表示されます。
D:ボード図でアートワーク作業する為のアイコンが並んでいます。

ファイルの保存

ボード図ファイルを保存するには、ウインドウ上部にある”Save”ボタンをクリックします。

eagle_fsave_2

同じくウインドウ上部にあるメニューで、”File”→”Save”を選択する事でもファイルの保存が可能です。
eagle_fsave_1

ボード図ファイルの印刷

パターンをチェックする際に、印刷したい場合もあるでしょう。ボード図を印刷するには、ウインドウ上部の”Print”アイコンをクリックします。

eagle_fprint_2

同じく上部メニューで”File”→”Print”を選択することでも印刷が可能です。
eagle_fprint_1

印刷設定のウインドウが表示されます。
eagle_brd_print_1

Printer:プリンターを選択します。
Paper:用紙を選択します。
Orientarion:用紙の向きを指定します。(Landscape=横、Portrait=縦)
Alignment:印刷基準点を指定します。
Area:印刷範囲を指定します。
Scale:Scale Factorで拡大率を指定できます。
Options:その他の設定です。

上記で、よく使用するのは”Scale”です。拡大縮小可能なので、目的にあわせた大きさで印刷する事が出来ます。













http://easylabo.com/eagle/   参照

Eagle

CadSoft社のPCB設計CAD Eagleに関する情報

Eagle 7.x – Windows and Mac

【Tips】
・Eagleの最新版、Version 7がリリース

Eagle 7.x – Windows

検証環境
Eagle: Version 7.1/7.2
OS: Windows 8.1 Professional 32bit

【入門編】
・Eagle入門:Version 7のインストール
・Eagle 7 入門:コントロールパネルとディレクトリ設定
・Eagle 7入門:プロジェクトの作成
・Eagle 7入門:ライブラリ設定
・eagle7入門:コントロールパネルのインターフェース

【回路図編】
・Eagle 7入門:回路図の作成
・Eagle 7入門:回路図のインターフェースと基本操作
・Eagle 7入門:回路図のグリッド設定
・Eagle 7入門:回路図の部品挿入と配置
・Eagle 7入門:回路図の部品移動、回転、反転
・Eagle 7入門:回路図の配線と接点
・Eagle 7入門:回路図のネット配線
・Eagle 7入門:回路図の部品情報と定数設定
・Eagle 7入門:回路図のネット名とラベル
・Eagle 7入門:回路図での削除
・Eagle 7入門:回路図でのコピー
・Eagle 7入門:回路図のネームとバリュー
・Eagle 7入門:回路図でのスマッシュ
・Eagle 7入門:回路図のバス配線

【ボード図編】
・Eagle 7入門:ボード図の作成
・Eagle 7入門:ボード図のインターフェースと基本操作
・Eagle 7入門:ボード図のグリッド設定
・Eagle 7入門:ボード図の部品移動と配置
・Eagle 7入門:ボード図での部品の回転と反転
・Eagle 7入門:ボード図でのスマッシュ
・Eagle 7入門:ボード図のビア配置
・Eagle 7入門:ボード図の配線
・Eagle 7入門:ボード図のリップアップ
・Eagle 7入門:ボード図のドリル(ホール)
・Eagle 7入門:ボード図の外形
・Eagle 7入門:ボード図のポリゴン
・Eagle 7入門:ボード図のRatsnest

【検証と出図編】
・Eagle 7入門:ERC
・Eagle 7入門:DRC
・Eagle 7入門:設定ファイルを利用したDRC
・Eagle 7入門:ガーバーデータとドリルデータの作成

【応用編】
・Eagle 7入門:BOM
・Eagle 7入門:ULP
・Eagle 7入門:Parts ListとULPによる部品座標出力
・Eagle 7入門:Net Classes
・Eagle 7入門:Auto Router(自動配線)
・Eagle 7入門:パネライズ(アレイ)
・Eagle 7入門:LTspiceとの連携 – Export
・Eagle 7入門:LTspiceとの連携 – Import

【ライブラリ編】
・Eagle 7入門:ライブラリ-基本構成と作成
・Eagle 7入門:他ライブラリからのデバイスのコピー
・Eagle 7入門:ライブラリ-既存デバイスを編集して新規デバイスを作成
・Eagle 7入門:ライブラリ-既存シンボルを編集して新規シンボルを作成
・Eagle 7入門:ライブラリ-既存パッケージを編集して新規パッケージを作成
・Eagle 7入門:ライブラリ-デバイスの登録
・Eagle 7入門:ライブラリ-デバイスの新規作成
・Eagle 7入門:ライブラリ-シンボルの新規作成
・Eagle 7入門:ライブラリ-パッケージの新規作成
・Eagle 7入門:ライブラリ-デバイスの登録と概要の追加

Eagle 7.x – Mac

検証環境
Eagle: Version 7.1/7.2
OS: Mac OS X 10.9.x Marvericks

【入門編】
・Eagle入門:Mac版Version7のインストール
・Eagle 7 Mac版:コントロールパネルとディレクトリ設定
・Eagle 7 Mac版:プロジェクトの作成
・Eagle 7 Mac版:ライブラリ設定
・Eagle 7 Mac版:コントロールパネルのインターフェース

【回路図編】
・Eagle 7 Mac版:回路図の作成
・Eagle 7 Mac版:回路図のインターフェースと基本操作
・Eagle 7 Mac版:回路図の部品挿入と配置
・Eagle 7 Mac版:回路図の部品移動、回転、反転
・Eagle 7 Mac版:回路図の配線と接点
・Eagle 7 Mac版:回路図のネット配線
・Eagle 7 Mac版:回路図の部品情報と定数設定
・Eagle 7 Mac版:回路図のネット名とラベル
・Eagle 7 Mac版:回路図での削除
・Eagle 7 Mac版:回路図でのコピー
・Eagle 7 Mac版:回路図のネームとバリュー
・Eagle 7 Mac版:回路図でのスマッシュ
・Eagle 7 Mac版:回路図のバス配線
・Eagle 7 Mac版:回路図のグリッド設定

【ボード図編】
・Eagle 7 Mac版:ボード図の作成
・Eagle 7 Mac版:ボード図のインターフェースと基本操作
・Eagle 7 Mac版:ボード図のグリッド設定
・Eagle 7 Mac版:ボード図の部品移動と配置
・Eagle 7 Mac版:ボード図での部品の回転と反転
・Eagle 7 Mac版:ボード図でのスマッシュ
・Eagle 7 Mac版:ボード図のビア配置
・Eagle 7 Mac版:ボード図の配線
・Eagle 7 Mac版:ボード図のリップアップ
・Eagle 7 Mac版:ボード図のドリル(ホール)
・Eagle 7 Mac版:ボード図の外形
・Eagle 7 Mac版:ボード図のポリゴン
・Eagle 7 Mac版:ボード図のRatsnest

【検証と出図編】
・Eagle 7 Mac版:ERC
・Eagle 7 Mac版:DRC
・Eagle 7 Mac版:設定ファイルを利用したDRC
・Eagle 7 Mac版:ガーバーデータとドリルデータの作成

【応用編】
・Eagle 7 Mac版:BOM
・Eagle 7 Mac版:ULP
・Eagle 7 Mac版:Parts ListとULPによる部品座標出力
・Eagle 7 Mac版:Net Classes
・Eagle 7 Mac版:Auto Router(自動配線)
・Eagle 7 Mac版:パネライズ(アレイ)

【ライブラリ編】
・Eagle 7 Mac版:ライブラリ-基本構成と作成
・Eagle 7 Mac版:他ライブラリからのデバイスのコピー
・Eagle 7 Mac版:ライブラリ-既存デバイスを編集して新規デバイスを作成
・Eagle 7 Mac版:ライブラリ-既存シンボルを編集して新規シンボルを作成
・Eagle 7 Mac版:ライブラリ-既存パッケージを編集して新規パッケージを作成
・Eagle 7 Mac版:ライブラリ-デバイスの登録
・Eagle 7 Mac版:ライブラリ-デバイスの新規作成
・Eagle 7 Mac版:ライブラリ-シンボルの新規作成
・Eagle 7 Mac版:ライブラリ-パッケージの新規作成
・Eagle 7 Mac版:ライブラリ-デバイスの登録と概要の追加

Eagle 6.x – Windows

検証環境
Eagle: Version 6.5
OS: Windows 7 Professional, Windows 8.0/8.1 Professional 32bit

【入門編】
・フリーのPCB CAD: Eagle
・Eagleのインストール
・コントロールパネルとディレクトリ設定
・プロジェクトの作成
・使用するライブラリの設定

【回路図編】
・回路図の作成
・回路図ファイルの基本操作とインターフェース
・回路図の部品挿入と配置
・回路図の部品移動、回転、反転
・回路図の配線と接点
・回路図の部品情報と定数設定
・回路図のネット名とラベル
・回路図での削除

【ボード図編】
・ボード図の作成
・ボード図の基本操作とインターフェース
・ボード図のグリッド設定
・ボード図での部品移動と配置
・ボード図での部品反転と裏面実装
・ボード図での部品スマッシュ
・ボード図でのビア配置
・ボード図での配線
・ボード図でのリップアップ
・ボード図でのドリル穴配置
・ボード図の外形
・ボード図でのポリゴン配置
・ボード図でのRatsnest

【検証と出図編】
・ERC
・DRC
・基板屋さんの設定ファイルを利用したDRC
・ガーバーデータとドリルデータの作成

【応用編】
・ULP

【ライブラリ編】
・ライブラリ:基本構成と作成
・ライブラリ:他ライブラリからのデバイスのコピー
・ライブラリ:既存デバイスを編集して新規デバイスを作成
・ライブラリ:既存シンボルを編集して新規シンボルを作成
・ライブラリ:既存パッケージを編集して新規パッケージを作成
・ライブラリ:デバイスの登録
・ライブラリ:デバイスの新規作成
・ライブラリ:シンボルの新規作成
・ライブラリ:パッケージの新規作成
・ライブラリ:デバイスの登録と概要の追加


http://xn--48jaa0d.jp/make/eagle_parts.html  buhinnsyasin 


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