2019年6月30日日曜日



ISE Design Suite14.7がWindows8でファイルを参照すると終了する

ISE Design Suite 14.7をインストールしました。しかしファイルの参照を行うときにファイルダイアログを開くと強制終了します。どうにかして動かせるようにしたいなーと探してると解決方法が見つかりました。
C:\Xilinx\14.5\ISE_DS\ISE\lib\nt64 C:\Xilinx\14.5\ISE_DS\common\lib\nt64
上記のディレクトリにある"libPortabilityNOSH.dll"を"libPortability.dll"に名前を変えて置き換えます。そのときに元ファイル"libPortability.dll"のバックアップをしておきます。
この手順を行うとLoad LicenseやOpen Projectでファイルダイアログが呼び出されても強制終了起こらなくなります。



R# 62380: ISE インストール - Windows 8.1 または Windows 10 マシンに ISE 10.1 または 14.7 をインストールして実行する方法

2021/09/23Knowledge

タイトル
AR# 62380: ISE インストール - Windows 8.1 または Windows 10 マシンに ISE 10.1 または 14.7 をインストールして実行する方法
DESCRIPTION

Windows 8.1 または Windows 10 マシンに ISE をインストールして実行すると、次のような問題が発生することがあります。

 

  • ISE 10.1 - インストール中に次のような _setup.exe エラー メッセージが表示され、ISE 64 ビット インストーラーがクラッシュします。
  • ISE 14.7 64 ビット - ファイル ダイアログを開くと、ツールがデスクトップにクラッシュします。 これは、ライセンスを読み込んだり、プロジェクトを開いたり (下のスクリーンショットを参照)、ファイル ダイアログ ボックスが表示されるその他のプロセスを試みると発生することがあります。
  • PlanAhead 14.7 64 ビット - 64 ビットの PlanAhead を開くと、Java ランタイム環境に関する致命的エラーが発生します。

****** PlanAhead v14.7 (64-bit)   **** Build 321239 by xbuild on Fri Sep 27 19:29:51 MDT 2013     ** Copyright 1986-1999, 2001-2013 Xilinx, Inc. All Rights Reserved. INFO: [Common 17-78] Attempting to get a license: PlanAhead INFO: [Common 17-290] Got license for PlanAhead INFO: [Common 17-86] Your PlanAhead license expires in 19 day(s) INFO: [Device 21-36] Loading parts and site information from C:/Xilinx/14.7/ISE_DS/PlanAhead/data/parts/arch.xml Parsing RTL primitives file [C:/Xilinx/14.7/ISE_DS/PlanAhead/data/parts/xilinx/rtl/prims/rtl_prims.xml] Finished parsing RTL primitives file [C:/Xilinx/14.7/ISE_DS/PlanAhead/data/parts/xilinx/rtl/prims/rtl_prims.xml] start_gui # # A fatal error has been detected by the Java Runtime Environment: # #  EXCEPTION_ACCESS_VIOLATION (0xc0000005) at pc=0x0000000000360000, pid=30740, tid=31220 # # JRE version: 7.0_17-b02 # Java VM: Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (23.7-b01 mixed mode windows-amd64 compressed oops) # Problematic frame: # C  0x0000000000360000 # # Failed to write core dump.Minidumps are not enabled by default on client versions of Windows # # An error report file with more information is saved as: # hs_err_pidXXXXX.log # # If you would like to submit a bug report, please visit: #   http://bugreport.sun.com/bugreport/crash.jsp # The crash happened outside the Java Virtual Machine in native code. #See problematic frame for where to report the bug. #

SOLUTION

次のソリューションは、Windows 10 ユーザーを対象としています: ISE 14.7 VM for Windows 10 注記: 次に示す手順は、現状のままで提供されており、ザイリンクスが公式にサポートするものではありません。

 

Windows 8.1 および Windows 10 を使用している場合に発生する上記の問題を解決する次のような回避策があります。

ISE 10.1 - 32 ビット インストールを使用する:

1) 32 ビット インストールの bin ディレクトリである \bin\nt に移動します。

2) . setup.exe 実行ファイルを右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。

  

3) インストールの残りを通常どおりに実行します。

4) ISE 10.1 32 ビット Design Suite が問題なく機能し、64 ビット バージョンの代わりとして 64 ビット マシン上でも使用できるようになります。

ISE 14.7 64 ビット - SmartHeap をオフにする:

1) ISE インストール ディレクトリである \Xilinx\14.7\ISE_DS\ISE\lib\nt64\ に移動します。

2) . libPortability.dll ファイルの名前を libPortability.dll.orig に変更します。

3) libPortabilityNOSH.dll ファイルのコピーを同じフォルダー内に作成し、libPortability.dll に名前変更します。

  

4) \Xilinx\14.7\ISE_DS\common\lib\nt64\ フォルダーで手順 1 ~ 3 を繰り返します。

上記の手順により、元の libPortability.dll は、SmartHeap が無効になっている NOSmartHeap (NOSH) バージョンの libPortability.dll ファイルに置き換えられます。

これにより、ツールの動作に悪影響を及ぼさずに、上記の ISE 14.7 クラッシュを回避できるようになります。

PlanAhead 14.7 64 ビット - 32 ビットで実行する:

1) デスクトップまたは [スタート] メニューで、PlanAhead ショートカットを右クリックします。

2. [プロパティ] をクリックします。

3) 下のスクリーンショットに示すように、[ショートカット] タブで、[ターゲット] フィールドの内容の最後に「-m32」を追加します (スペースを含む)。

 

サポートされている OS を使用して仮想マシンをインストールして実行する

(Answer 18419) を参照してください。

  • Hyper-V、VirtualBox、VMware Player のような無償の仮想化ソフトウェアにより、サポートされている OS を使用して仮想マシンを実行することもできます。
  • 上記の仮想化ソフトウェア自体は無償ですが、必要な OS ソフトウェアは含まれていないことに注意してください。
URL 名
62380
記事番号
000020930
PUBLICATION DATE
2020/12/09

2019年6月16日日曜日

旧 ISE i sim エラーで動かない件

windows7、 windows10 共通に処置できる方法と思われる。


(エラー表示)
ERROR:Simulator:861 - Failed to link the design

(回避策)
ISEをインストールしたときに入るcollect2を使わないようにリネームする

具体的には、C:\Xilinx\14.4\ISE_DS\ISE\gnu\MinGW\5.0.0\nt\libexec\gcc\mingw32\3.4.2\にインストールされているcollect2.exeを適当な名前(collect2_.exeとか)にリネームしておきます。

fuseは、collect2が必要だから呼び出すものだと思うんですが、なぜかリネームして呼び出せないようにするとコンパイルが通ります。とりあえず、これでISimが起動して、波形の確認ができるようになったのでヨシとします。


次の記事もあるが。。。

どうもWindows8で動かすとこのような現象になるらしい。

原因はISEで使っているMinGWのバージョンが古いためのようです。
対策方法としては、ここからMinGWの新しいバージョンを拾ってきて差し替えるだけ。
http://sourceforge.net/projects/mingw/files/MinGW/Base/gcc/Version3/

MinGWの場所は、ここです。
C:\Xilinx\13.2\ISE_DS\ISE\gnu\MinGW\5.0.0\nt\libexec\gcc\mingw32\3.4.2

ここにある、collect2.exeとcc1.exeをMinGW 3.4.5のものに差し替えたら動くようになりました~

{https://www.haljion.net/index.php/2019-11-13-03-27-18/2019-11-13-11-33-14/120-fpga/2019-11-18-02-29-10/188-windows8-os-ise-webpack}

Xilinx社製のISE WebPACKは,Spartan6などの6シリーズより以前のFPGAに回路を構築するためのIDEです.2015年現在,Vertex7のように7シリーズに回路を構築するにはVivadoというIDEを使うことになり,おそらく今後,Vivadoで6シリーズ以前のFPGAには対応しないと思われます.つまり,6シリーズ以前のデバイスを使うには引き続きISE WebPACKを使用しなければならないということです.しかし困ったことに,ISE WebPACKはWindows8以降のOSではまともの動作しません.この文書ではこの問題の回避方法について述べています.


環境

まず,動作環境を示しておきます.

  • OS : Windows8以降(Windows8.1を含む), 64ビット
  • ISE WebPACK : 14.7(ISE WebPACKの最後のバージョン)

インストール

インストール方法についてはこちらで説明していますが,ライセンスの設定のみ行えませんので,後述の「Windows8以降で動作させるための設定」を行った後,ライセンスの設定を行ってください.ライセンスの設定方法はこちらに書いておきます.


 Windows8以降で動作させるための設定

Windows8以降のOSでISE WebPACKを動作させようとして問題となることは大きく分けて2種類あります.一つはファイルセレクタが動作しないこと,もう一つは64ビット版の外部アプリケーションであるPinAheadが起動しないことです.これらの問題を解決するため,2個の設定を行いましょう.

libPortability.dllの修正

libPortability.dllはファイルセレクタのためのダイナミックリンクライブラリです.これが悪さをしているため,ライセンスの設定やISE WebPACKのファイルを開くことができません.次に示す2個のディレクトリにあるlibPortability.dllをバックアップ(例えばファイル名に「_orig」を付ける)してください.

C:¥Xilinx¥14.7¥ISE_DS¥ISE¥lib¥nt64
C:¥Xilinx¥14.7¥ISE_DS¥common¥lib¥nt64

次に,C:¥Xilinx¥14.7¥ISE_DS¥ISE¥lib¥nt64にある「libPortabilityNOSH.dll」をコピーし,名前を「libPortability.dll」にしてください.同様に,C:¥Xilinx¥14.7¥ISE_DS¥common¥lib¥nt64へも「libPortabilityNOSH.dll」をコピーし,名前を「libPortability.dll」にしてください.

32ビット版PlanAheadを起動するように変更

PlanAheadは独立したアプリケーションで,64ビット版をWindows8以降のOSで動作させようとしても動きません.そこで,ISE WebPACKから32ビット版のPlanAheadを動作させるように変更します.ISE WebPACKからPlanAheadを呼び出すとき,下記のバッチファイルを用いています.

C:¥Xilinx¥14.7¥ISE_DS¥PlanAhead¥bin¥rdiArgs.bat

このバッチファイル内で,32ビット版PlanAheadを動作させるように変更します.このファイルをrdiArgs.bat.orig等のようなファイルとしてコピーしておいた上で,下記の変更をしてください.

  • 16,17,18,20行目の各行のはじめに「rem #」を付けてください.これにより,16~18と20行目はコメントアウトされます.
  • 32行目にある「win64」を「win32」に変更してください.

ライセンスの設定方法

通常,インストール時にライセンスを設定できるのですが,ファイルセレクタが動かないため,インストール時には設定できません.そこで,インストール時にはライセンスの設定をせずに終了したのち,ISE WebPACKを起動し,メニュー[Help]⇒[Manage License...]を選んでください.この手順ではライセンスを設定できない場合があります.具体的にはライセンスを設定するアプリケーション(xlcm.exe)が立ち上がってこない現象が見られました.その場合にはこちらにある方法で対応してください.